こんにちは! S.Aです。
以前、アイスガード6を装着したM2で色々な路面を走行して、3急(急発進・急ハンドル・急ブレーキさえしなければ凍結路面でも滑らずに快適とお伝えしました。
BMWの雪道性能について~スタッドレスを履いたM2の実力は!?~
しかし、つい先日にS.AのM2がお滑りし、対策を講じたので記事で紹介します。
1. 一つだけ試してなかった坂道発進~油断が招いた横滑り~
前回の記事でアイスガード6を装着後、慣らし運転を100km~200kmの走行後に新雪、凍結などの路面を色々と試し、3急さえしなければ、滑らずに米沢のゲレンデまでいけることを検証できました。
その後も、積雪や凍結路面でも特に滑ることなく過ごすことができたのですが、つい先日に思いっきり滑る事態に遭遇しました。
それは登り坂での発進です。
条件は完全凍結路で気温も氷点下、傾斜角は2°程でしょうか。急な坂真道ではありません。
信号待ちから発進しようとしたその時、ひたすらにお尻だけ振って、全く進みませんでした。
正直、後輪が滑って動かないだけだったので焦りや恐怖を感じませんでしたが、
後続車には申し訳ないなと思いました。
2.対策の検討~同じ轍は2度と踏みません~
この後は幸いにも全く滑らずに事なき終えました。
とは言え、また同じ状況に遭遇しないとは言えませんので、さっそく原因と対策の検討です。
BMWはしばしば、FRにも関わらず雪道に強いと言われてます。
それは、車の前後で重量配分を同じにすることで、前輪と後輪に同じ加重を加えることで、積雪や凍結路面でのタイヤの滑りを軽減させています。
また、実際には燃料タンクもありますので、実質は後輪の方に加重が掛かっていると思われます。
今回の状況では、燃料が少なかったことに加えて、運転席のS.Aの加重により後輪より前輪に加重がかかったことで、後輪が滑ったと考えました。
では、燃料を常に満タンにすればと思いますが、東北の田舎道では次のガソリンスタンドが数十km先にあることは少なくありません。ですので、ガソリンが少なくなっても後輪に加重をかけられる工夫が必要となります。
そこでS.Aはホームセンターで砂利を購入し、トランクの車軸の上に積みました。
砂利を選んだ理由は2つあります。
1つは価格が安いことです。20kg単位での販売で300円程度で購入できます。
2つ目は、万が一にスタックした際には、その砂利をタイヤ周辺に敷くことで、脱出の手段としても使うことができます。
砂袋の有効性はこちらの記事でも書かれております。
グーネット中古車 雪道に適しているのは4WD?それともFF、FR?
3.対策の検証~同じ道での再挑戦~
対策を講じたところで、その効果について検証しました。
場所は前回に滑った場所と同じ道です。
検証に当たっては、他の方のご迷惑を減らすために車通りの少なく、周りに車がいない状態で試しました。
その結果は・・・・
問題なく発進に成功しました。
やはり、後輪側へ加重を増やすことで発進時の滑りを低減することが出来ました。
しかし、全ての状態で必ずしも今回のように上手くいくとは限りません。より傾斜が大きくなったり、路面の凍結状態によっては滑る可能性も十分にあります。
冬場の特に凍結路面につきましては、3急を控えて無理のない運転をお願い致します。
4.まとめ
今回はFR車でスタンドレスタイヤを装着しても滑ってしまった際の対策について書きました。
後輪が滑ってしまう場合は、後輪への加重を増やすことで軽減が可能となります。
加重方法としては、ホームセンターで販売されている砂利を使うことで、費用を抑えることができます。
また、スタックした際に脱出する道具としても使えますので、おすすめです。
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