こんにちは!! S.Aです。
今回の記事はM2の塗装補修です。
皆さんは、うっかりカバンや鍵を引っかけたり、飛び石や猫ちゃんのイタズラなどで大事な車の塗装に傷づいたことはありませんか?
S.Aも気づいたら傷があった・・・なんてことも珍しくはありません。
今回は、先日の洗車中に見つけた傷を補修しましたので、記事にしていきたいと思います。
傷の範囲としては100円玉の大きさ程度です。
1.傷の程度と補修用具~放置すると取り返しのつかないことになるかも~
塗装の傷は大きく分けると2種類あります。
① クリア層の傷
② 塗装面の傷
一部のカラーリングを除いて、車の塗装は大きく分けると2層で構成されます。
①と②の見分けて方は、水をかけて消えるかどうかです。
消えた場合はクリア層の傷のため、WAXや市販のコーティング剤で誤魔化せます。
しかし、消えない場合は塗装まで損傷しているため、補修が必要となります。
塗装面の傷は程度にもよりますが、傷が板金まで達していると錆の原因となりますので早い内に補修することをお勧めします。
板金に錆が発生すると素人で処理することはハードルも高く、プロにお願いすると費用も高くなるため、早い内に塗装することが重要です。
さて、塗装補修に必要な最低限の部材は下記の通りです。
・紙やすり(800番~1000番の間)
・タッチアップペン
・紙コップ
・つまようじ
・シリコンオフ(脱脂剤)
・マスキングテープ
・コンパウンド
どれもカー用品店で買えます。
全部で合計3000円程度でしょうか。
これで綺麗になれば、外注するより安価ですよね!!
2.塗装の作業①~ボディーの汚れを落としましょう~
まずは、車のメンテナンスの上では基本中の基本の洗車です。
ゴミや汚れが付着した状態で塗装すると、塗料がのらなかったり、仕上げが綺麗にできませんので、表面の汚れを洗車で落としましょう。この時、新しく洗車傷を付けないように気をつけてくださいね。
洗車が終わりましたら、シリコンオフ(脱脂剤)で表面の油分を落としていきます。
油分?洗車で落ちるのでは?と思いますが、油分は汚れ以外にもWAXなどのコーティング剤も含みます。
3.塗装の作業②~作業範囲のマスキングと塗装~
洗車、脱脂剤でボディーの上がすっぴんになったら、余計な部分に塗料が飛ばないように作業範囲をマスキングテープで覆います。一度、塗料が付いたら取るのは大変なのでマスキングは重要です。
なかには、ボディーについた鉄粉を除去した方が良いと仰る方もいますが、DIYクオリティであれば不要かなと思ってます。これまで、除去しなかったからといって不都合や見た目の変化はありませんでした。
マスキングテープは傷に沿って丁寧に貼っていきます。一気に貼ると細かいカーブに対応できないので、細かく切って地道に作業していきます。
マスキングテープが終わりましたら、いざ塗装となるのですが、ここでひと手間かけると作業が楽になります。
容器から直接、付属の筆で塗っても良いのですが、これが曲者です。
この筆ですが広い範囲で塗るときは重宝しますが、線傷や小さい傷には塗料が塗りづらいです。
また、塗料の粘性が低いため、塗った後の液だれで余計な部分に塗料が飛ぶ可能性もあります。
そこでまず、容器から紙コップへ移し、ドライヤーを使って塗料を半乾きにします。
これをすることで、塗料の粘性が上がり、塗りやすくなるのです。
この半乾き塗料をつまようじを使って塗っていきます。
塗るときは、つまようじの先に塗料を付け、塗るというよりは乗せていくイメージです。
塗り漏れがないよう、マスキングテープの厚さ以上に塗るのが、失敗は少ないです。
塗り終わったら、乾燥です。先ほど、ドライヤーで半乾きにしていますが、S.Aは1日程度は放置します。
表面はすぐに固まりますが、中が半乾きになっている可能性もありますので、乾燥時間は余裕をもった方が良いでしょう。
4.塗装の作業③~磨きさえうまくいけば塗装は怖くない~
乾燥が終わりましたら、いよいよ磨きの作業です。 出来ることなら磨きをしたくないS.Aですが、綺麗に仕上げるためには避けられない作業です・・・
ますはマスキングテープを剥がし、乾き具合を確認します。
正直、この時に傷が目立たないようであれば、ここで作業を終えても良いとS.Aは思っています。
磨き作業ですが、まずは800番第のやすりで表面を滑らかにしていきます。
これは、マスキングテープに沿って塗料を塗っているため、マスキングテープの厚み以上になっている塗料を周り高さに合わせるためです。
この時、厚みの確認をこまめに行いましょう。やりすぎると、余計に塗装面を削って作業が振り出しです。
確認の仕方は、指でなぞって違和感を感じなければオッケーです!!
この作業が終わったあと、初めて磨きを経験した方はびっくりするでしょう。
やすりをかけた場所が傷だらけで真っ白になっていますが、安心下さい。
この後に行うコンパウンドでの磨きで綺麗に消えていきます。
S.Aのおすすめはソフト99の液体コンパウンドトライアルセットです。
コンパウンドの基本は細かい研磨剤から使っていきます。
そして、変化がなければ粗いものへ変えていき、傷が薄くなったらまた細かいものへ変えていきます。
これにより、余計に塗装を削らなくて済みます。
液体コンパウンドトライアルセットを例に挙げると、まずは超鏡面→仕上げ用→傷消し用→仕上げ用→超鏡面用の順番です。もし、仕上げ用で傷が薄くなれば、超鏡面に戻して仕上げになります。
この液体コンパウンドトライアルセットの良いところはサイズ感とスポンジです。
DIY程度では、この量で充分ですし、コンパウンドを始めるための全てが揃ってます。
使い方もソフト99のHPに紹介されているところも良いですね!!
さて、コンパウンドまで終わったらどうでしょうか?
傷があることを知ってて探しても、すぐに見つからない程度に素人でも隠せましたか?
始めは、塗装や磨きの失敗を恐れて慎重になりますが、慣れると1日作業で完了できます。
もし、余裕があればカラーリングにクリア層があれば上塗り、WAXや簡易コーティング剤を使うと、さらに傷隠しや塗装の保護にも繋がります。
5.まとめ
皆様いかがでしょうか?傷を見つけた時、塗装は怖い!!とかめんどくさい!! でも見た目がちょっと気になる方も多いと思います。軽微な補修であれば、安価な部材で素人でも簡単に補修できて見栄えも良くなりますし、車のボディケアにもなります。まずは、小さい傷から試してみてはいかがでしょうか?
コメント