サラリーマンのちょっとした副収入~S.Aの米国株式ポートフォリオ~(2022/05/05修正)

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こんにちは!!
S.Aです。 今回は、S.Aも運用している米国株について書いていきたいと思います。
米国株は配当の回数や回数が日本株より優れており、サラリーマンの副収入として最適解の1つです。
なお、この記事は頻繁に売り買いするスウィングトレードでなく、持ち続けて得られる配当金や資産形成をメインとしますので、ご了承ください。

米国株のメリット

まず初めに米国株を運用する上で素人投資家S.Aが感じている米国株のメリットデメリットの一例を挙げていきたいと思います。

メリット👍

・今後も伸びる市場が十分に期待できる

・年4回の配当

・1株から購入できる

・為替の影響

デメリット👎

・素人には情報を入手しにくい

・為替の影響


まず、始めにメリットについて細かく見ています。
米国は皆さんも知っての通り、GDP1位 世界最大の経済大国です。
AppleやGoogle(企業名はAlphabet)などのIT企業からコカ・コーラ、P&Gなどの生活用品まで、我々の生活に欠かせないサービスを提供する会社が多くあります。

その米国ですが、先進国の中で唯一、今後も人口が伸びていく国です。
国の経済力は、その国の人口に影響を受けると言われ、人口の増加は経済力の増加、つまり株式市場の拡大を意味することになります。
従って、米国株へ投資することは、その恩恵を受けることを意味するのです。

逆に日本やヨーロッパ諸国は人口の減少がすでに始まっていることから、ここへの積極的な集中投資は控えるべきです。
もちろん、将来に人口と市場の関係が変化することもあるかもしれません

しかし、現状を鑑みる限りでは、上記の国が米国を継続的に上回る市場の拡大は考え辛いです。

各国の人口推移 
引用元 人口が減少に向かう先進国と増加が続く発展途上国~よくわかる日本の人口⑩【世界の人口】~
:第一生命経済研レポート 2006.4 すどう かずのり(主任研究員)著

では、人口の増加と株式市場へ影響するのであれば、中国やインドへの投資が良いのでは?と思う方もいるでしょう。
S.Aは、その問いに対する回答は「おススメしません」です。
確かにインドや中国の市場は最近、急拡大しています。

しかしながら、これらの国は過去に急な成長をしたデータがないため、今後の推移を予測するのが困難です。
加えて、中国とインドは政治的にも不安定な部分もあり、このあたりが経済へ与える影響も未知数となります。

一方、米国においては代表的なもので、ブラックマンデー、ITバブル、リーマンショックなど、過去に歴史的な暴落を経験しながらも、復活を遂げています。一
時的に暴落、不調な期間があっても、長期的にみると右肩上がりです。

このように、過去の実績を踏まえても、米国株投資は利益の再現性の高い投資先と言えるでしょう。


そして、米国株の魅力2つめとしては年4回の配当金です。
これは、銘柄で異なるために一概ではありませんが、米国株の多くは年に4回の配当があります。
日本は基本的に年2回または1回なので、配当の機会は日本株より多くなります。

この配当の回数による違いは、配当金を再投資、つまり複利のパワーへ影響を与えます。

下の図は、例として配当が年4回の企業Aと2回の企業Bを配当の年利2%で1年間再投資運用したモデル図です。説明を簡単にするため、配当額や株価変動及び配当にかかる税金は無視します。


同額の100万円で両企業の株を購入した場合、同じ2%の運用でも1年度の総額に差がでます。
これは、配当を再投資することにより、次回の配当は再投資した分だけ多くなるからです。

例えば、Aは4月の100万円に対して0.5%(年率2%を年間の回数で割るため)にあたる5000円が配当となり、それを再投資すると100万5千円になります。
すると7月は、この100万5千円に0.5%をかけた金額5025円が配当となり、総額は101万25円です。

一方、企業Bは7月に100万円に対して1%の1万円が配当となり、総額は101万円です。
この時点で25円の差となり、これが配当の回数の違いによる差となります。

今回は、100万円を年間配当率2%運用でしたが、この差は配当率と期間で変わっていき、長期で見ると大きな差となって現れます。

3つめのメリットは1株から購入可能な点です。
昨今、日本株も1株から購入できる証券会社も増えてきましたが、基本的には100株単位での購入になります。
株主優待も、最低100株以上からといった縛りがあります。

一方、米国株は1株単位の購入を基本としており、日本株より少ない資金でも株式を購入できます。


そして、最後のメリットは為替の影響です。
これは、デメリットな側面もあります。

記事執筆時点の2022年4月30日時点では、米国の主要株価指数S&P500において年初来より14%の下落をしており、いわゆる暴落と言わている状態です。

一方、為替はドルに対して円が12%程の円安となっており、円ベースでS&P500を見ると、暴落程の数値にはなりません。これは、株価指数の下落を円安で相殺している状態となります。

時に為替は、資産を守ってくれる側面もあります。

米国株のデメリット

さて、ここまで米国株のメリットをお伝えしてきましたが、米国株にも当然デメリットな面もあります。

一つ目は、情報の入手の難しさです。
米国株ですので、経済ニュースや企業の決算情報は基本的に全て英語です。

日本語に翻訳されることも多いですが、時間の乖離による情報の陳腐化、欲しい情報が必ずしも翻訳されないなどがあります。
従って情報の入手には英語と経済の知識の双方を必要としますが、素人投資家には難しいところです。

S.A自身も英語は全くできない部類です。
では、どのようにしているのかと言うと、判断を必要としない投資方法をとりました。

これは次の章で書いていきます。

次のデメリットは為替です。
リーマンショック時、S&P500は、直近の高値から39%まで暴落しました。この時、為替は1ドル123円から67円の円高となり、株価と為替のダブルパンチで日本に影響を与えました。

この時の日本人投資家の心情は、想像できませんよね。

しかし、この厳しい期間の数年後には見事に株価、為替は復活しています。
先にも書いたように、長い米国株式市場では、暴落を何回も経験していると同時に、同じ数の復活を歴史が証明しています。

数十年、株式投資をしていると、このような時期に当たりますが、過去の歴史を知っていると、少しだけ安心材料となります。

実際、S.Aも連日、資産は減っていますが、あまり気を留めていません。
これは円安の影響と復活の歴史を知っているからです。 逆に円高となれば、安く株式を買えるので、円高を希望しているくらいです(笑)

米国株ETF、個別株、投資信託の選び方について (2022年4月30日時点)

次に実際の米国株ETF、個別株、投資信託についてS.Aの考え方を初心者向けに書いていきます。

株式投資をするにあたり、1つの個別企業の個別株へ一点投資は絶対にしてはいけません。

必ず複数銘柄に投資するようにしてください。
これは、企業の未来を性格に予測することは誰もできないからです。
どんな超大企業であっても、経営不振の倒産、暴落のリスクがあります。

例えばですが、20年前にJALの経営破綻を誰が予測できたでしょうか?
もし、JALの株に一点投資していたら、今頃は資産を大きく減少していたでしょう。
(あくまで過去の歴史です。S.AはJALユーザーでJAL大好きです(笑))

このようなリスクを防ぐためには、ETFや投資信託が初心者にベストです。
ETFや投資信託は、株式の詰め合わせセットのため、1つの商品で複数の株式を購入したことになります。

例えば、有名な米国株ETF SPYは先ほどから登場しているS&P500に連動したETFとなっており、1株の購入で米国主要500社への分散投資となります。

SPYはドルでの購入ですが、日本円で購入する場合、SBI証券ではSBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンド等になります。

もし、米国株価指数に連動するインデックスファンドに投資するのであれば、投資信託をおススメです。

例えば、S&P500に連動した商品の代表格のSPY、VOO、SPLGはそれぞれ、420ドル/1株、378.7ドル/1株、50.46/1株と同じ指数に連動したインデックスファンドでも値段は様々です。

このようなETFであれば、1株単位となりますが、投資信託であれば100円以上から1円単位で購入できる商品もあります。

こちらの方が金額購入でハードルはグッと下がりますので、初心者であれば、こちらがおススメです。

これらの商品は、値上がりを主においた商品ですので、配当という面からみると魅力に欠けるところです。
SPY、VOO共に分配率(投資信託では配当率を分配率と言います。)は1.41%です。

そして、配当重視であれば、SPYDがおススメです。
こちらは、S&P500の構成銘柄の内、高配当企業の上位80銘柄を組み入れたものとなっており、
組入れを定期的かつ機械的に行うため、リスク分散や成績不調な銘柄の入替を自動でできます。

こちらの分配率は、3.56%とSPYやVOOと比べても2倍以上の分配率です。
SPYDは、本当に買ったら寝てるだけでも勝手にお金が手に入るキャッシュマシーンで、めんどくさがりな方(S.A含む)におススメです(笑)

ちなみに、資産形成を主としている場合はレイダリオ式ポートフォリオがおススメです。
詳しくは過去の記事をご参照下さい。

個別銘柄ですが、これは素人が選ぶには難しいところです。
S.A自身も数銘柄ほど高配当な個別銘柄を所有しています。

安定した高配当銘柄は基本的に市場で成熟した企業に多く、利益を設備投資等に回さずに株主への還元を重視しているからです。
配当率は高くなる一方、市場が成熟しているため、株価の値上がりには大きく期待できません。

S.Aが具体的に投資している企業は、書籍による情報を基に購入しています。

ネットの情報は確かに新鮮かもしれませんが、信ぴょう性に欠けることもあるからです。 
S.Aが常々参考にしている本は下記と通りです。

これらの書籍は初心者を主に題材としているため、非常にシンプルで分かりやすく、かつ具体的なので参考としやすいので、おススメ書籍です。

S.Aのポートフォリオ

ここまで、米国株式について色々と記載してきましたが、実際にS.Aのポートフォリオを公開します。

S.Aのポートフォリオ(使用アプリ 43juni)

S.Aは主として高配当株ETFのSPYD、HDV、VYMで構成されてます。
理想のバランスはSPYD、HDV、VYMを各20%、個別銘柄を各種5%ずつです。

コロナショック以降、個別銘柄が予想以上に値上がりしていまい、だいぶバランスが崩れている状態なので、徐々に上記の理想形へ揃えていくつもりです。

具体的な構成銘柄

・SPYD 22%
・HDV 17%
・VYM  16%
・MO 13%
・ABBV 11%
・T   6%
・XOM 3%
・VZ   2%
・その他 10%

この構成の場合、配当率は税抜後2.9%となり、100万円投資すると年間3万円弱の副収入です。
ちなみに、このほかに積立NISA枠でS&P500の投資信託にも投資してます。

この配当率は当然のことながら一生安定とは限りません。
しかし、上記は米国の中でも有数の巨大企業なため、全てが一気に倒産することは0%に近いです、

とりわけ、ETFは定期的に銘柄の入れ替えを行っていることから、ポートフォリオの約60%は流動的です。
さらに個別株は、業界を分けて分散してるのもリスク分散となります。
万が一、ある個別銘柄が倒産し、株券が紙くずになっても最大で全体の1割程度ですので、そこまでの心配もありません。

配当金については、お金に困っていないので、全て再投資しています。
もちろん、配当金は絶対に再投資をする必要はないので、日々の生活の向上に使用しても問題ありません。

お金の使い方を決めるのは、あなた次第です。

本業以外にちょっとした副収入を得られるのは、心のゆとりにも繋がります。

まとめ

今回はサラリーマンの副収入として、米国株とS.Aのポートフォリオについて書いてきました。

米国株は年間の配当回数も多く、今後も市場の拡大が期待できます。

日々の生活費で余った分や臨時収入時に米国株を購入することで、その一部が配当として還元されていきます。
超低金利の日本において、銀行貯金の利子はほとんどありません。

しかし、米国株であれば、副収入と呼べる程度にはお金も入ってきますし、が値上がりすれば資産の拡大にも繋がります。

購入には、パソコンで5分とかかりませんので、サラリーマンの皆様の副収入の1つとして、米国株はいかがでしょうか? 


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