資産運用において先人と天才の教えに習うと吉~レイダリオ式ポートフォリオ 2022年の検証(7月)

財テク
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こんにちは!!
S.Aです。今回は4月に中間報告しましたレイダリオ式ポートフォリオは本当に優れているのか?について、2022年7月現在での結果をご報告します。

レイダリオ式ポートフォリオとは?

レイ・ダリオは言わずと知れた投資の帝王と呼ばれているアメリカの著明な投資家です。
その彼は、一般の人(機関投資以外の人間)に対して、投資による資産形成する辺り、最も効率的※なポートフォリオとして全天候型ポートフォリオを提唱しています。
(※ここでの効率的の表現は手間、精神的な負担、リスクとリターンの各バランスが良い意味を表します。)

そのポートフォリオは、下記のような商品の比率で所有するとのことです。

・株式 30%
・中期国債 15%
・長期国債 40%
・金 7.5%
・その他コモディティ 7.5%
です。

レイダリオは「インフレ」、「デフレ」、「経済成長」、「マイナス成長」の経済的な全天候をこのポートフォリオでカバーできるとのことです。
そして、このポートフォリオを機械的に毎月積み立てていき、半年に一回程度で比率のバラつきを整えることで、誰でも資産形成を行えるというものになります。

このポートフォリオに関して大変分かりやすく、かつ投資の基本を丁寧に書かれているのがミアン・サミさんの「毎月5000円で自動的にお金が増える方法 」という著書です。

現在、株式投資に関する多くの書籍が出版されており、メジャーな書籍は目を通しましたが、投資初心者は、この1冊で十分だと思ってます。
本当に無駄もなく、かつ初心者でも分かりやすい文章となっており、読んでも全然眠くならないです!!

詳しい過去記事はこちら

S.A式レイダリオ式ポートフォリオ

上記のポートフォリオを踏まえ、S.Aがより簡単、かつ取り組みやすいポートフォリオを投資信託で実現したのが下記の商品で作成したポートフォリオです。

・株式→eMAXIS Slim 先進国株式
・国債→eMAXIS Slim 先進国国債
・コモディティ→eMAXIS プラス コモディティプラス

なぜ、あえてETFではなく投資信託なのかと言うと、金額指定で売買できることからバランスと取りやすく、かつクレジットカードでの積立購入によるポイント還元が見逃せないところです。

SBI証券×三井住友カードナンバーレスなら購入金額の0.5%還元となります。

また、上記の投資信託はeMAXIS プラス コモディティプラス以外はかなり少ないです。
(eMAXIS プラス コモディティプラスも低い方ですが、他が安すぎる・・・)

各国の主要指数の年初来パフォーマンスとの比較

この全天候型ポートフォリオですが、始めたのが2022年1月からです。その後、ウクライナ情勢やアメリカのFRBによる金利の引き上げ等、様々な要因により2021年度後半をピークに株式、債券市場では大きな後退が起こっています。各国の主要指数の年初来パフォーマンスは以下の通りです。

①米国
 ・S&P 500:-18.95%
・NASDAQ100:-26.8%
 ・NYDOW:-13.9%

②アジア
 ・日経平均:-6.96%
 ・香港ハンセン:-13.25%

③欧州
 ・ユーロ ストックス50:-19.1%
 ・ドイツ DAX:-19.01

(Bloomberg 世界の株式指数より https://www.bloomberg.co.jp/markets/stocks)



日本は約-7%に対して、欧州や米国では約-20%のパフォーマンスです。
これは、海国の中央銀行が軒並み金利を上昇させていることが要因かと思います。
故に株式市場では、海外程のダメージは少ないですが、為替の面において円安が加速しているので、安堵できない部分ですね。

一方、S.A式ポートフォリオですが、

① eMAXIS Slim 先進国株式:-5.35%
② eMAXIS Slim 先進国国債:+2.8%
③ eMAXIS プラス コモディティプラス:+35.44%

ポートフォリオ全体での年初来パフォーマンスは、+1.67%でした。

投資を本気で取り組んでスウィングトレード(短期売買)であれば、悪い数字でありますが、初心者がコツコツ積み立てるのであれば、決して悪い数字では無いと思います。

最近はS&P500や全世界株式ETFの1点書品の積立を推す書籍や動画を散見しますが、もし2022年1月から初めていた場合は現時点でマイナス評価です。

やはり、長期的なポートフォリオと言うことであれば、株式だけでなく債券やコモディティも含めることで安心感を得られます。

もちろん、2010年代や2020年、2021年の米国株式の成長は著しくものがあり、多くの方が利益を得られたのも事実です。その反面、現在はマイナス評価なので精神衛生的な負担を減らしたいのであれば、やはり全天候型ポートフォリオというのはおススメです。

S.A自身としては、毎月の定額積立を全天候型ポートフォリオにして、余剰資金でよりリスク商品(インデックスETFなど)をおススメしてます。

こちらの方が、本体の全天候型ポートフォリオと比べて、投入する金額は少ないので一時的な激しいマイナス評価になっても、心の余裕度は全然違うと思います。

まとめ

今回は、年初より始めたレイダリオ式ポートフォリオの途中結果について、書いていきました。
結果としては、多くの各国の株式主要指数がマイナス2桁評価となっている中、実験中のポートフォリオはプラス評価となりました。
まさに、ミアン・サミの言葉通り、株式投資において凡人は天才の後を追えという言葉が結果を示しております。

一方、まだまだ、日が浅いため、今後の行方は分かりませんので、引き続き検証していきたいと思います。

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